BeのBe忘録

色々

【第2回ベビィカップ】マーイーカ軸でまあいいかw【最終114位 レート:1571】

はじめに

お疲れ様です。Beです。

2024/3/17に開催された、いろはさん(X:https://twitter.com/ir_poke)主催の仲間大会 第2回ベビィカップに参加しました。順位としては114位と満足のいく結果は出せませんでしたが、せっかく参加したので備忘録として残しておきます。

 



本大会のレギュレーションは下記の通りです。

・シングル6350

種族値300以下限定 ※ドーブルメタモン禁止

しんかのきせき禁止

・テラスタルあり

 

構築経緯

(以下、常体)

  1. 第1回の環境について知見がなく、過去の構築記事を読み漁ることが頭になかったため、自力で環境を考察していた。その中で、比較的物理偏重な環境であることに気づき、天邪鬼馬鹿力によって霊以外の物理に有利に殴り合えるマーイーカを軸とした。
  2. マーイーカを採用するにあたりネックとなるマリルや襷+先制技持ちなどへのカウンターとして、削りを入れた後のスイーパーとなる鉢巻ヤヤコマを採用。
  3. 上記2体の通りを良くするために後発襷 or 頑丈を剥がすステロ枠として、頑丈イバンで行動保証を担保できるアローライシツブテを採用。
  4. ステロ展開とは異なる勝ち筋を求めるため、裏の選出軸として捨て台詞サイクルを組み込むことにした。耐性・種族値ともに非常に優秀なブロロンをスカーフで、悪戯心による行動保証のあるベロバーを採用。
  5. ラストの枠として、先発要員かつ単体でパワーのあるポケモンを求めていた。候補として、種族値的に火力の出せるユニラン、特性によって火力を補強できるマリルシズクモアサナンを考えていた。これらのうち、これまでに採用したポケモンに足りない水打点があることでクヌギダマ以外のステロ撒きに対する圧力をかけられるため、マリルシズクモを採用すべきだが、膝にロマンを求めアサナンを襷で採用した。

個体紹介

マーイーカ@オボンのみ

テラス:ステラ 性格:意地っ張り 特性:天邪鬼

129(4)-116(252)-100-x-66-97(252)

 

技:叩き落とす テラバースト 馬鹿力 ひっくり返す

 

 今回の軸。採用理由は上記の通りで、当初は馬鹿力が打てれば最強だという安直な理由で採用を検討し始めた。考察をしていくと、このポケモンの強さは悪+格闘の範囲であることに行き着く。現環境における悪ウーラと同様に、フェアリー以外のポケモンに対しては等倍以上で殴れる点、更にステラ+テラバーストによってフェアリーにも等倍で殴れることから、このポケモンを安全に着地させ、かつ一度でもステラバ or 馬鹿力を打つことができる場面を作れれば、非常に強そうだと考え、本採用に至った。

 特にステラバは、馬鹿力を透かされてしまうボチやヒトモシなどの霊に対し、それぞれもふもふや炎の体を回避しながら能力上昇までできる点が、本環境において非常に有用であると感じた。

 悪打点には叩き落とすを採用。今回の対戦ではあまり打つ機会がなかったが、マーイーカは2体目に繰り出すことが多いため、3体目の通りを良くするためにも採用すべき業である。

 4つ目の技については積み技に対しての切り返しになり得るひっくり返すを採用したが、より技範囲を広げるためにアクアブレイクなどを採用すべきだったと考えている。

 持ち物に関しても要検討。耐久がないことから場持ちを意識するのではなく、火力を伸ばすために力の鉢巻や黒い眼鏡などを持たせるべきだった。

 

 

ヤヤコマ@拘り鉢巻



テラス:飛行 性格:意地っ張り 特性:疾風の翼

121(4)-112(252)-63-x-58-114(252)

技:ブレイブバード フレアドライブ 蜻蛉返り ダブルウイング

 

 襷貫通技のダブルウイング、タイプ一致高火力技のブレイブバードにより、低種族値環境におけるトップクラスのスイープ性能の高さに着目し、採用に至った。技自体のパワーはあるものの、A種族値は50と決して高い数値ではないため、鉢巻を持たせることで懸念を解消した。

 ノーマル複合である点が地味に優秀で、後述の頑丈イバンイシツブテに対して影打ちで縛ろうとする相手に対し、イバン発動タイミングをずらしつつヤヤコマを安全に着地させるパターンも立ち回りに組み込むことができた。

 当初のイメージでは初手繰り出し→蜻蛉で裏につなぐ動きを考えていたが、考えが足らず安定した引き先を用意していなかったことや、意地採用であることで抜かれるポケモンが多いことから、実情としては3体目のスイーパーの役割でしか選出できなかった。構築を組むことが下手であることを痛感した。

 一方で、意地採用による恩恵はいくつかあり、具体的にはH252振りミニリュウを飛行テラスダブルウイングで確定で倒せるなどが挙げられる。

 このポケモンを構築に組み込む際は、下記のポケモンを採用するように留意すべきだと考えている。

  • ステロ展開に対する圧力をかけられるポケモン
  • 初手出し→先制蜻蛉の引き先となる耐久の高い or 体制の優秀なポケモン

 

イシツブテ(アローラの姿)@イバンのみ

テラス:岩(変更なし) 性格:意地っ張り 特性:頑丈

115-145(252)-120-x-51(4)-72(252)

技:雷パンチ 地震 大爆発 ステルスロック

 

 本構築の地味MVP。高水準の種族値、技範囲の広さ、自主退場技、頑丈による行動保証は現環境におけるブリジュラスを少しだけ彷彿とさせる。

 このイシツブテの役割として、元々はステロ撒きのみであったが、優秀な技範囲で殴り合えることから、努力値はASに振り切った。この恩恵として、HAマリルに対し雷Pを上から93.7%の乱数1発で倒せるなどがある。岩打点、特に岩石封じは欲しかったが、ミラーや鋼に対する強い打点が欲しかったため、地震を採用することにした。(Sサポートを行う意味では地均しを採用することにも一考の余地がある。)

 課題として、ナックラーフカマルメグロコなどの地面枠に弱い点が挙げられる。特に、電光石火などで縛ってくるナックラー、挑発でステロを撒かせないメグロコに対して強い水タイプは欲しいところ。特にマリルは非常に相性が良い。

 

ベロバー@後攻の尻尾

テラス:妖 性格:控え目 特性:悪戯心

139(148)-x-70(156)-100(124)-117(60)-73(20) 

調整意図:忘れた ※リフレクター込みで色々耐える調整だったはず

技:ドレインキッス 悪の波動 挑発 捨て台詞

 

 失敗枠。

 色々詰め込もうとした結果、何がしたいか分からない型になってしまった。特に持ち物に関しては完全に失敗で、この型であれば妖精の羽か、悪波を切ってリフレクター+粘土を採用する方がよかった。また、電磁波が欲しいタイミングが多々あり、技としてはドレキ リフ 電磁波 捨てが正解だったように感じた。

 一方で、元の採用理由であった捨て台詞の強さは折り紙つきで、本環境では難しいと考えていたサイクルを最低限実現できるまでに至った。

 このポケモン自体は強いと考えているが、型は要検討である。

 

ブロロン@拘りスカーフ

テラス:炎 性格:意地っ張り 特性:防塵

121(4)-134(252)-83-x-66-99(252) 

技:ホイールスピン ダストシュート アイアンヘッド 捨て台詞

 

 耐性・種族値最強ポケモン。アイへによる上振れ、捨てによる起点回避などを評価しスカーフでの採用とした。

 本環境では鋼テラスが非常に多かったため、この技構成では手も足も出ない点が動きづらさを若干感じた。ホイールスピンの打つ機会がなかったため、これを地均しに変更することで多少改善される見込みである。

 イシツブテの欄でも触れたが、このポケモンの場合でもマリルとの相性が良いため、尚のことマリルを採用すべきだった。補完の良さとしてシズクモの採用もあり得る。

 

アサナン@気合の襷

テラス:鋼 性格:陽気 特性:ヨガパワー

105-92(252)-76(4)-x-75-112(252) 

技:バレットパンチ 飛び膝蹴り 岩石封じ 自己暗示

 

 自称本環境のウーラオス。とりあえず強いので採用した。

 確かに強かったが、今回の技構成はあまり構築に噛み合わなかったように感じた。具体的に、積みに対する対策として採用した自己暗示が完全に必要なかった点が挙げられる。改善案として、先発適性をより高めるため、自己暗示→猫騙しへ変更する必要があると考える。また、信じた膝は外して割れたので、次回はインファにしようと固く誓った。

 

きついポケモン

シズクモ@拘りスカーフ

 今回の構築で一番きついポケモン。水の一貫が凄まじく、上から波乗りを打たれるだけで壊滅に追いやられる。対面からであればヤヤコマイシツブテで処理できないこともないが、ステロひとつでそれらも無に帰す。耐性的に有利なタマゲタケマリルなどや、ステロ展開に対して圧力をかけられるポケモンの採用を検討したい。

 
アサナン

自分で使ってて強いと感じるのだから当然使われたらめっちゃきつい。特に対鋼テラスへの打点が全然なかったため、テラスを使われる前に削りを入れて、ヤヤコマのブレバ圏内に無理やり押し込むなどで対策した。上述の通り、ブロロンに地均しを採用することで処理ルートをより広げることができる。

 

メグロコ

 ステロを撒けるポケモンの中で唯一の悪タイプであり、悪戯心挑発が無効のため、今回の構築では必ず仕事をされるポケモン。上記シズクモと合わされるとかなりきつめ。

 

ボチ

 今回の構築は物理偏重であるため、特に鬼火を採用した物理受けがきつい。今回は運よく鬼火が採用された型と当たらず、出された試合は全部勝った記憶。基本的にマーイーカの選出は確定とし、なるべくボチに削りを入れた状態で対面させることを意識する。今回はベロバーに悪波を覚えさせていたため、そちらでの対処も可能で、ついでにヤヤコマのフレドラも打点になり得る。

 

その他にもきついポケモンはいたが、飽くまで自身の選出に問題があり、正しい選出ができていれば対処はできたため、紹介は割愛する。

 

最後に

(以下、敬体)

 ここまでお読みいただきありがとうございました。ランクマッチへのモチベがかなり低下していた一方で、ポケモン対戦自体は続けたいと思った中で開催された大会で、普段使用しないポケモンについて考察する機会が得られ、非常に楽しく取り組めた大会でした。この場で恐縮ですが、改めて主催者のいろはさん、対戦相手の方々へお礼申し上げます。

 また、対戦に敗北した際は30秒待機する旨が記載されていたにも関わらず、負けた試合の後、すべて再戦を即選択してしまったことを謝罪します。(結果的に敗北した方との再戦はありませんでした。)

 今回目標としていた最終2桁は達成しませんでしたが、確かな収穫を得られ、対戦へのモチベも高められたため、今後も仲間大会へ積極的に参加していこうと考えております。

 

 

以上

【ポケモンSV】ラティハッサム軸 † Power † サイクル【2000人規模 仲間大会最終レート1612(14位)】

はじめに

お疲れ様です。Beです。

2023/12/20(水)~22(金)において、私主催含む3つの仲間大会に参加し、その内バンビー氏(X: https://twitter.com/bannbee__ )主催の仲間大会において、最終レート1612(14位)を達成しました。練習会という形ではありましたが、大規模大会で好成績を残したため、自分の思考整理も兼ねて記事を書きます。

 

 

構築経緯

(以下、常体)

  1. クイックターンの習得により、対面操作を行えるようになったラティオスと、古来より相性補完が良いとされていたハッサムを軸とした。高火力・比較的高めのSにより場を制圧できる眼鏡ラティ、SV環境において最も信用している型であるHBベースのオボンハッサムを採用。
  2. ラティハッサムに対してタイプ上強い鋼に対し、確実に等倍以上で殴れるポケモンとして、鉢巻水ウーラオスを採用。
  3. 霊の一貫性が高かったため、見た目から一貫が切れ、電磁波によりラティのサポートが可能なポケモンとしてポリゴン2を採用。
  4. 上記4体では、叩き落とすに対して抵抗する手段に乏しく、また、ラストの1:1対面で削れていない襷持ちに勝つことが難しい場面があった。それに対し、叩き落とすを食らっても充分仕事を遂行でき、ステロを撒けるディンルーを採用。
  5. 相手の水タイプに対する突破の手段に乏しく、特にラティを選出できなかった際の水ウーラオス入りに対しては、水テラス水流連打を押されるだけで強い圧力を受けた。これに対する解答、また、あくびや受けに対して強く出られるように身代わり剣舞型として水オーガポンを採用。

 

個体紹介

ラティオス@拘り眼鏡

テラス:鋼 性格:臆病 特性:浮遊

155-x-100-182(252)-131(4)-178(252)

※A1個体

技:ラスターパージ 流星群 草結び クイックターン

 

 今回の軸。現環境では四災や妖テラスなどの存在がちらつき、メインウェポンの押しづらさは尋常ではなかった。しかし、前述の通りクイックターンの習得が大きく、有利対面で選択することで、テラス誘発させながら対面を回避することができた。また、岩以外のオーガポンについて、相手の技構成次第ではあるが比較的勝つことができる点も評価している。(岩ガポンについても、後述の鋼テラスにより対面は負けることはない。(机上論))

 当初はハバタクカミやチョッキ持ちを意識してサイコショックを採用していたが、取り巻きで十分に物理打点を確保しており、サイコショックの採用意図が薄いと感じたため、ラスターパージへ変更した。威力が75→95へ修正されたことも相まって、裏のハッサムやウーラにより悪を成敗した後の制圧力が高く、結果的には正解だった。

 また、先手に繰り出されるランド以外の地面枠に対し、水ガポンやウーラを選出できなかった際の打点として、草結びを選択した。これの副産物として、裏から出てくるバンギや水テラカイリューに対して安定打点を獲得でき、非常に刺さった。

 テラスタルは神速地震2ウェポンのカイリューや暁ガチグマに対して強い鋼テラスを選択。前者のカイリューについては渦アンコ型とよく当たり効果を実感できなかったが、暁ガチグマや砂掻きドリュウズ、ハバタクカミなどに対して強く出られた。呼ぶ鋼に対し、テラバースト採用で強く出られる炎テラスなども選択肢に入ると考えているが、個人的には鋼テラスが最も強いと考える。

 

ハッサム@オボンのみ

テラス:炎 性格:意地っ張り 特性:テクニシャン

177(252)-172(52)-146(204)-x-100-85

調整意図:誰かの構築記事からのパクリ。オボン込みでB方面いっぱい耐える。

技:バレットパンチ 蜻蛉返り 叩き落とす 剣の舞

 

 以前からずっと使用しているハッサム。技構成もいつものものなので特に語ることもないが、レギュF環境で対策が回ってない現在はとてつもなく刺さっていると感じた。剣舞を使用した際のテラス誘発率は高く、特に炎テラスを切られた場合はラティやウーラが、水テラスであればラティの草結びが通るようになるため、単純な相性補完以上に強力だと考えている。

 

ウーラオス(連撃の型)@拘り鉢巻

テラス:電気 性格:陽気 特性:不可視の拳

181(44)-182(252)-120-x-80-158(212)

調整意図:最速霊獣ランド・ウガツホムラ抜き、Aぶっぱ、余りH

技:水流連打 インファイト 蜻蛉返り アクアジェット

 

 比較的普通のウーラ。採用理由は前述の通り、ラティハッサムがタイプ的に殴りづらい鋼へ等倍以上で殴れ、裏に対しても強い負荷をかけるため。このポケモンの強さも周知の事実のため、特に語ることもない。

 当初はアクアジェットを抜いて、水への打点として雷パンチを採用していたが、雷パンチで拘った際の立ち回りが非常に窮屈であり、また、ハッサム未選出or倒されてしまった際の高速ポケモンに対し先制技の必要性を感じたため、アクアジェットへ変更した。

 電気テラスは主に電磁波へ抗うための手段+電気テラスを切った際に弱点となる地面は水打点で十分に抗えるための採用。結果的にこのポケモンで電気テラスを切った回数はごくわずかだったため、水流、アクジェの火力を底上げする水テラスが正解だった。

 

ポリゴン2@進化の輝石

テラス:妖 性格:図太い 特性:トレース

191(244)-x-156(252)-125-117(12)-80 

※A0個体 Dに回した努力値はCとSにそれぞれ4ずつ渡した方が良さそう

技:10万ボルト 冷凍ビーム 自己再生 電磁波

 

 普通のポリゴン2。当初はテラス後の打点としてテラバースト、物理への打点としてイカサマを採用していたが、ガブリアスや耐久に厚く割いたカイリュー、霊獣ランドロスへの遂行速度を高くするため冷凍ビームを採用した。10万ボルトは水への打点、特に水テラを切ったウーラに対する打点として採用したが、サーフゴーへの打点としてシャドーボールを採用するなど、要検討枠。

 前述の採用理由の内、特にサーフゴーに対して投げることを想定していたにもかかわらず、調整はHBなのが滅茶苦茶だが、結果的にこの構築にサーフゴーが投げられることがなく、物理を相手する機会が多かった。

 電磁波も前述の採用理由だったが、記憶が正しければ、大事な場面全てで必ず一度は外していた。特に、タイトルの戦績を残した仲間大会で唯一負けた試合において、当てれば勝てていたかもしれない場面で外したことにより敗北を喫した。最終順位1桁の可能性もあったため、非常に悔しい思いをしたが、このポケモンのおかげで勝てた試合もあったので許そうと思う。

 テラスに関しては格闘に強いという安直な理由で妖にしているが、ウーラを意識するなら水テラス、受けに対して強くするのであれば毒あたりが良いと考えている。

 

ディンルー@食べ残し

テラス:妖 性格:慎重 特性:災いの器

261(244)-130-145-x-143(236)-69(28) 

調整意図:無振りカバルドン抜き抜き

※現環境ではほぼ無意味な調整のため、要検討

技:地震 カタストロフィ ステルスロック 吹き飛ばし

 

 本構築のMVP。前述の理由で採用したが、ほぼHD特化にしたことで、暁ガチグマや一定数いた起点作成のジャローダとの初手対面でも2回以上行動することができた。

 ジャローダについては、リフストテラバ身代わり蛇睨みのステラ型かリフスト両壁蛇睨みのような挑発を切ったHSの個体が多く、ディンルー対策を一任されているのもあってか、麻痺バグさえ引かなければステロ吹き飛ばしの展開を通しやすかった。

 また、吹き飛ばしで裏のポケモンを確認し、ラティハッサムウーラの誰を通していくかのプランも合わせて考えることもできたため、補完枠としては申し分のない性能をしていた。

 テラスは妖で、ラティハッサムとの耐性的な相性補完も取れていたため、今後重いポケモンが登場しない限りはこのテラスで問題ないと考えている。

 

オーガポン@井戸の面

テラス:水 性格:陽気 特性:貯水(面影宿し)

165(76)-162(172)-105(4)-x-117(4)-178(252) 

調整意図:下記リンク参照

p-poke.hatenablog.com

 

技:蔦棍棒 ウッドホーン 身代わり 剣の舞

 

 調整丸パクりポケモン。採用理由は前述の通りだが、加えて叩き落とすへの耐性があることも評価した。補完枠のため選出回数は少ないが、出した試合は必ず活躍した。

 この枠は一番悩んでおり、当初は鋼への強い圧力をかけられ、特にラティが選出できない相手に対して強く出られるスカーフイーユイを採用していた。しかし、普段は前回記事でも記載した眼鏡イーユイを使用しており、個人的にオーバーヒートの打ちどころが分からなかったこともあって、傲慢だが火力不足を感じた。また、水への打点として草テラスを検討していたが、テラスを必要としない草打点でないと汎用性に欠けると考えた。

 このことから、水、鋼の両方に対して圧力をかけられる点、叩きへの耐性がある点の両方を満たせる炎ガポンへ変更した。友人が使用していたHBベースのものを使用していたが、鋼に対してはウーラや剣舞後のハッサムで十分に圧をかけられ、同時に採用したディンルーの活躍もあり、別アプローチでの圧力を検討した結果、この水ガポンにたどり着いた。

 水タイプ2体採用により、炎やラグディンルーのような地面枠を呼ぶことが少なく、比較的ハッサムが動きやすくなるなどの恩恵を得ることもできた。

 また、ハッサム同様に剣舞を使用した後のテラス誘発率が非常に高く、これによりラティを一貫させて勝った試合もあった。ラティ以外中低速だったこともあり、この構築のラストピースにぴったりはまってくれた。

 

 

選出

対戦の試行回数が少なく、先発などはフィーリングで決定しているため、著者が主に選出した組み合わせを列挙する。

 

ラティ + ハッサム + ウーラ or 水ガポン

 基本選出。下記ルートを通せるように意識して立ち回る。

  • ハッサムorウーラオスでラティのメインウェポンの一貫を切られる悪、妖、鋼を処理し、最後にラティを通すルート

  • サイクルの中で高火力を押しつけ、最終的にハッサムorウーラの先制技でスイープするルート

 基本的に、水ガポンを選出できる=ウーラを選出できる であるため、先制技がある点からウーラ選出を優先する。

 一方で、ウーラを選出できない≠水ガポンを選出できない であるため、両方選出できないことがない限りはラティハッサム水ガポンで選出する。

 

ラティ + ハッサム + ウーラから2体 @1

 基本選出の内、誰かの通りがどうしても悪い時 or 水ガポン以外の残り2体が刺さっている時の選出。

 ディンルーのステロ吹き飛ばしやポリ2の電磁波によるお膳立てで、上記とは別のアプローチでラティハッサムウーラの誰かを通すことを考えて立ち回る。

 

その他

 刺さり具合に応じて、臨機応変に選出する。なお、対受けにおいてはラティの選出を確定としている。

 

最後に

(以下、敬体)

 ここまでお読みいただきありがとうございました。ランクマッチ以上の熱量で挑んだこともあり、想定以上にガチガチの構築記事となってしまいました。大多数の方はそこまで大きな熱量で挑んでないと思っているので、今回勝てたのはたまたまかもしれないですが、最近あまりポケモン対戦にちゃんと向き合えていなかったため、一時の有頂天をお許しください。

 最初にも書いた通り、電磁波外しによる負けがなければ全勝もあり得たため、悔しい気持ちもありますが、個人的に苦手だったSV環境を、得意としているサイクルで結果を残せたことに、まずは純粋に嬉しく思います。

 ラティハッサム軸について3日間真剣に考えた集大成となっているため、使用したい方への一助となれば幸いです。

 

以上

【ポケモンSV シングルS10】ブラッキー軸トンボルターンサイクル【最終3987位 レート1741】

忙しい人のための構築紹介

 

目次

 

はじめに

DLCがきてモチベが上がったので久々にランクを遊んだ。

テラスタイプが固定のオーガポンの存在により、従来よりもテラス択に頭を悩ませる時間が少なくなったため、SVが始まってから初めて100戦以上対戦した。

社会人になりゲーム体力がなくなってしまったため、レート1741で終了。最終順位は3987位だった。

 

 

個人的には満足のいく結果を残すまでは構築記事は書かないでもいいかと考えていたが、友人からの金言と、今回使用した構築なら時間さえかければレート2000くらいならいけそうな点から、思考を整理することも兼ねて執筆することとした。

 

構築経緯

  1. 嫁ポケなのでブラッキーを採用。
  2. 炎・岩ガポンに対し、スカーフを持ちながら高火力技or対面操作技を選択することで対戦を有利に進められると考え、イダイトウ♂を採用。
  3. ブエナ髪やパオジアンに弱かったので、無効化されない先制技を持ち、叩きによる役割破壊や対面操作が可能かつ技の打ち分けができるポケモンとして、オボンハッサムを採用。
  4. 初手のイーユイがきつかったため、チョッキを持ちダメージ量から型判別を行い、後攻ボルチェンから有利対面を作れる水ロトムを採用。
  5. ここまでで、対面操作による有利対面の作成を行えても、1手で裏に十分な圧力をかけられるほど火力のあるポケモンがいなかったため、眼鏡イーユイを採用。
  6. 上位で結果を残し続けている塩かつ受けル対策として隠密サーフゴーを採用。

 

型紹介

ブラッキー@食べ残し

水テラス

図太い 精神力

202-x-178-x-151-85

HB252 D4

調整意図:ぶっぱ

イカサマ 守る 毒々 願い事

 

DLC第1弾で毒々を習得したため、ステロ持ちと組ませない場合は個人的に最も強いブラッキーの型だと考えている。

毒々により、元の役割対象であるカイリュー、ガポン、イダイトウetc.に加え、ツツミなどの抜群打点を持たない特殊や耐久に対しても比較的安定して勝てるようになった。

特に対ツツミについては、身代わり餡子両採用かつ凍らなければ、100%勝つことができたので、DLC前と比較して見違えるほど強いと感じた。

水テラスはテラピ不足により変更できなかったが、相手の拘りイーユイに対して無理やり受けを成立させる際に切ったことがあるため、全く意味がないということはなかった。

現環境においては、毒々やガポンのウッドホーンに対して耐性がつき、自身の毒々も必中にできる毒タイプが最も適していると考える。

毒々と同時に吠えるも習得できるようになり、対塩や積みに対しての性能がより上がったと考えているので、来期以降も考察がはかどりそうなポケモンである。

 

イダイトウ(♂)@拘りスカーフ

水テラス

陽気 適応力

195-164-86-x-95-143

AS252 B4

調整意図:ドラパ意識のSぶっぱ、イダイトウミラーに僅かでも有利にするため余りをB

ウェーブタックル お墓参り クイックターン アクアジェット

 

前述の通り、ガポンに対して上から殴れる水枠として採用。

クイタンによる対面操作だけでなく、最後の詰め筋としても使えたため、個人的にはかなり使い勝手の良いポケモンだった。

AS炎ガポンに対して水テラ豚が確1なので、裏に引けない選出をした際は、お祈りしながら選択した。

また、技スぺが1個余ったので、削りを入れたブエナ髪、パオ、ウーラに対して上から殴れるアクジェがかなり刺さり、@2で型を判別で着た後は不意打ち択にほぼ怯えることなく勝ちを拾えた。

ドラパとは一度しか対面せず、そもそも後出しからでも圧倒的に有利なブラッキーが構築にいたため、Sを最速ツツミ抜きまで落として僅かでも耐久に割いた方が賢かったと考えている。

 

ハッサム@オボンのみ

炎テラス

意地っ張り テクニシャン

177-172-146-x-100-85

H252 A52 B204

調整意図:誰かの構築記事からのパクリ。オボン込みでB方面いっぱい耐える。

バレットパンチ 蜻蛉返り 叩き落とす 剣の舞

 

本構築のMVP。

ダブルウィングや叩き落とすの習得により鉢巻やチョッキを警戒したプレイングをされることが多く、それに対して剣舞が非常に良く刺さった。

特に自身が一番当たる機会が多いと感じた神速 地震 竜舞 羽のカイリュー対面においては、叩き→剣舞→番地→剣舞→番地で大体勝て、剣舞の上昇を引き継いだまま裏と対面することまでできた。

対パオについても、炎テラ以外はオボン込みで2発耐えてくれるため、対物理に関しては最も信頼していた。

 

ロトム(水)@突撃チョッキ

鋼→妖テラス

控え目 浮遊

157-x-142-154-128-109

H252 B116 C116 D4 S20

157-x-127-172-127-107

HC252 S4

調整意図:最初はHB方面なんか色々耐える調整だったはずだが、使わなくなったので割愛。最終個体はぶっぱ

放電 ハイドロポンプ テラバースト ボルトチェンジ

 

当初はツツミへ抗うため鋼テラスを採用していたが、イーユイの悪波への耐性+スケショガブの数が非常に多かったため、妖テラスの個体へ変更した。

育成素材が足りなかったため、S1で使用していたHC眼鏡ロトムの流用個体で妥協したが、HBカバに対してイドンプで確1を取れるアドがデカすぎたので結果的には功を奏した。

こちらの魚2匹を通すために麻痺をばらまく放電を採用したが、これで勝ちを拾えた試合が4回ほどあったので正解だった。

 

イーユイ@拘り眼鏡

草→霊テラス

臆病 災いの勾玉

131-x-100-187-140-167

H4  CS252

調整意図:ぶっぱ

噴煙 オーバーヒート 悪の波動 サイコキネシス

 

前述の通り、あらゆるポケモンに対面操作技から繰り出すことでアドを稼いだ。

草テラスは主に水や地面打点に対する耐性のためだが、ラストのツツミ対面において、身代わりでテラスを確認されてから有利な技を打つ立ち回りをされることが多かったため、神速への耐性をつけることを兼ねて霊テラスへと変更した。

ブラッキーでツツミを見るようになってからはテラスを切る機会は大幅に少なくなったため、悪ウーラやトドロクツキに対して抗える妖テラにするのが正解だったかもしれない。

比較的重めなドヒドディンルーへのメタとして、サイキネを採用した。水ロトムブラッキーと組ませることでドヒドディンルーのどちらかにテラスを強要させ、噴煙やサイキネの一貫を作ることで対策した。

 

サーフゴー@隠密マント

飛テラス

控え目 黄金の体

193-x-137-158※-111-116

H244 B172 S92

※C12個体(王冠忘れ)

調整意図:Hぶっぱ(奇数)、S最速ガチグマ抜き抜き抜き、余りB

ゴールドラッシュ シャドーボール 悪巧み 自己再生

 

コレクレーレイド産のA1C抜け4V個体だったが、なぜか王冠の使用を忘れそのまま実戦へ投入してしまった。

思い返すと王冠を使用していれば削り切れていた試合もちらほらあったので、本シーズンにおいては一番の反省点となった。

補完枠かつこのポケモンを使うのが苦手だったこともあり、ほぼ選出をしなかったため、語ることがあまりない。選出した試合はある程度活躍してくれた。

 

 

選出

サイクルなので、基本的に初手イダイトウ or 水ロトムを投げるのが決まっているくらいで、@2は相手の構築を見て決めていた。

 

 

きつかったポケモン

  • 毒テラディンルー
    イーユイ未選出の際はめちゃくちゃきつい。
    地面枠を採用しなかったため、ガポンにも強い剣舞スケショガブが必要だった。
    来期は暁ガチグマを採用して痛い目に合わそうと思う。

  • トドロクツキ
    低速サイクルかつ魚2匹が有効打を持っていなかったためきつかった。
    特に相手の@2で疲弊させられた後のブエナツキは地獄で、叩きも新規習得したため今後間違いなく増えていくポケモンだと考えている。
    型紹介の通り、イーユイのテラスを妖に、サイキネ→テラバに変更することで対策する必要があると考える。

  • 悪ウーラオス
    トドロクツキほどではないが、こちらもきつい。
    単純に悪や格闘に対しての打点に乏しかったので、妖打点が非常に欲しかった。

  • レジエレキ
    上記3体ほど対面しなかったが、強い地面枠を採用しなかったことで、相手の構築にいた時は必ず選出され、かなりやりたい放題された。
    ほぼ壁要員だったため、有効打がないことで逆に倒すのに時間をかけられたことで、立ち回りで何とか対策できた。



おわりに

レギュDは正直かなり苦手だったが、前述の通り、ガポンのおかげでいくらか楽に立ち回ることができた。

シーズンを通しての反省点としては個体値+努力値チェック、育成素材不足と時間不足である。

特に、前述の通り、今回の構築でレート2000はめざせたと思うので、来期以降はコンスタントに数をこなしたい。