BeのBe忘録

色々

【第2回ベビィカップ】マーイーカ軸でまあいいかw【最終114位 レート:1571】

はじめに

お疲れ様です。Beです。

2024/3/17に開催された、いろはさん(X:https://twitter.com/ir_poke)主催の仲間大会 第2回ベビィカップに参加しました。順位としては114位と満足のいく結果は出せませんでしたが、せっかく参加したので備忘録として残しておきます。

 



本大会のレギュレーションは下記の通りです。

・シングル6350

種族値300以下限定 ※ドーブルメタモン禁止

しんかのきせき禁止

・テラスタルあり

 

構築経緯

(以下、常体)

  1. 第1回の環境について知見がなく、過去の構築記事を読み漁ることが頭になかったため、自力で環境を考察していた。その中で、比較的物理偏重な環境であることに気づき、天邪鬼馬鹿力によって霊以外の物理に有利に殴り合えるマーイーカを軸とした。
  2. マーイーカを採用するにあたりネックとなるマリルや襷+先制技持ちなどへのカウンターとして、削りを入れた後のスイーパーとなる鉢巻ヤヤコマを採用。
  3. 上記2体の通りを良くするために後発襷 or 頑丈を剥がすステロ枠として、頑丈イバンで行動保証を担保できるアローライシツブテを採用。
  4. ステロ展開とは異なる勝ち筋を求めるため、裏の選出軸として捨て台詞サイクルを組み込むことにした。耐性・種族値ともに非常に優秀なブロロンをスカーフで、悪戯心による行動保証のあるベロバーを採用。
  5. ラストの枠として、先発要員かつ単体でパワーのあるポケモンを求めていた。候補として、種族値的に火力の出せるユニラン、特性によって火力を補強できるマリルシズクモアサナンを考えていた。これらのうち、これまでに採用したポケモンに足りない水打点があることでクヌギダマ以外のステロ撒きに対する圧力をかけられるため、マリルシズクモを採用すべきだが、膝にロマンを求めアサナンを襷で採用した。

個体紹介

マーイーカ@オボンのみ

テラス:ステラ 性格:意地っ張り 特性:天邪鬼

129(4)-116(252)-100-x-66-97(252)

 

技:叩き落とす テラバースト 馬鹿力 ひっくり返す

 

 今回の軸。採用理由は上記の通りで、当初は馬鹿力が打てれば最強だという安直な理由で採用を検討し始めた。考察をしていくと、このポケモンの強さは悪+格闘の範囲であることに行き着く。現環境における悪ウーラと同様に、フェアリー以外のポケモンに対しては等倍以上で殴れる点、更にステラ+テラバーストによってフェアリーにも等倍で殴れることから、このポケモンを安全に着地させ、かつ一度でもステラバ or 馬鹿力を打つことができる場面を作れれば、非常に強そうだと考え、本採用に至った。

 特にステラバは、馬鹿力を透かされてしまうボチやヒトモシなどの霊に対し、それぞれもふもふや炎の体を回避しながら能力上昇までできる点が、本環境において非常に有用であると感じた。

 悪打点には叩き落とすを採用。今回の対戦ではあまり打つ機会がなかったが、マーイーカは2体目に繰り出すことが多いため、3体目の通りを良くするためにも採用すべき業である。

 4つ目の技については積み技に対しての切り返しになり得るひっくり返すを採用したが、より技範囲を広げるためにアクアブレイクなどを採用すべきだったと考えている。

 持ち物に関しても要検討。耐久がないことから場持ちを意識するのではなく、火力を伸ばすために力の鉢巻や黒い眼鏡などを持たせるべきだった。

 

 

ヤヤコマ@拘り鉢巻



テラス:飛行 性格:意地っ張り 特性:疾風の翼

121(4)-112(252)-63-x-58-114(252)

技:ブレイブバード フレアドライブ 蜻蛉返り ダブルウイング

 

 襷貫通技のダブルウイング、タイプ一致高火力技のブレイブバードにより、低種族値環境におけるトップクラスのスイープ性能の高さに着目し、採用に至った。技自体のパワーはあるものの、A種族値は50と決して高い数値ではないため、鉢巻を持たせることで懸念を解消した。

 ノーマル複合である点が地味に優秀で、後述の頑丈イバンイシツブテに対して影打ちで縛ろうとする相手に対し、イバン発動タイミングをずらしつつヤヤコマを安全に着地させるパターンも立ち回りに組み込むことができた。

 当初のイメージでは初手繰り出し→蜻蛉で裏につなぐ動きを考えていたが、考えが足らず安定した引き先を用意していなかったことや、意地採用であることで抜かれるポケモンが多いことから、実情としては3体目のスイーパーの役割でしか選出できなかった。構築を組むことが下手であることを痛感した。

 一方で、意地採用による恩恵はいくつかあり、具体的にはH252振りミニリュウを飛行テラスダブルウイングで確定で倒せるなどが挙げられる。

 このポケモンを構築に組み込む際は、下記のポケモンを採用するように留意すべきだと考えている。

  • ステロ展開に対する圧力をかけられるポケモン
  • 初手出し→先制蜻蛉の引き先となる耐久の高い or 体制の優秀なポケモン

 

イシツブテ(アローラの姿)@イバンのみ

テラス:岩(変更なし) 性格:意地っ張り 特性:頑丈

115-145(252)-120-x-51(4)-72(252)

技:雷パンチ 地震 大爆発 ステルスロック

 

 本構築の地味MVP。高水準の種族値、技範囲の広さ、自主退場技、頑丈による行動保証は現環境におけるブリジュラスを少しだけ彷彿とさせる。

 このイシツブテの役割として、元々はステロ撒きのみであったが、優秀な技範囲で殴り合えることから、努力値はASに振り切った。この恩恵として、HAマリルに対し雷Pを上から93.7%の乱数1発で倒せるなどがある。岩打点、特に岩石封じは欲しかったが、ミラーや鋼に対する強い打点が欲しかったため、地震を採用することにした。(Sサポートを行う意味では地均しを採用することにも一考の余地がある。)

 課題として、ナックラーフカマルメグロコなどの地面枠に弱い点が挙げられる。特に、電光石火などで縛ってくるナックラー、挑発でステロを撒かせないメグロコに対して強い水タイプは欲しいところ。特にマリルは非常に相性が良い。

 

ベロバー@後攻の尻尾

テラス:妖 性格:控え目 特性:悪戯心

139(148)-x-70(156)-100(124)-117(60)-73(20) 

調整意図:忘れた ※リフレクター込みで色々耐える調整だったはず

技:ドレインキッス 悪の波動 挑発 捨て台詞

 

 失敗枠。

 色々詰め込もうとした結果、何がしたいか分からない型になってしまった。特に持ち物に関しては完全に失敗で、この型であれば妖精の羽か、悪波を切ってリフレクター+粘土を採用する方がよかった。また、電磁波が欲しいタイミングが多々あり、技としてはドレキ リフ 電磁波 捨てが正解だったように感じた。

 一方で、元の採用理由であった捨て台詞の強さは折り紙つきで、本環境では難しいと考えていたサイクルを最低限実現できるまでに至った。

 このポケモン自体は強いと考えているが、型は要検討である。

 

ブロロン@拘りスカーフ

テラス:炎 性格:意地っ張り 特性:防塵

121(4)-134(252)-83-x-66-99(252) 

技:ホイールスピン ダストシュート アイアンヘッド 捨て台詞

 

 耐性・種族値最強ポケモン。アイへによる上振れ、捨てによる起点回避などを評価しスカーフでの採用とした。

 本環境では鋼テラスが非常に多かったため、この技構成では手も足も出ない点が動きづらさを若干感じた。ホイールスピンの打つ機会がなかったため、これを地均しに変更することで多少改善される見込みである。

 イシツブテの欄でも触れたが、このポケモンの場合でもマリルとの相性が良いため、尚のことマリルを採用すべきだった。補完の良さとしてシズクモの採用もあり得る。

 

アサナン@気合の襷

テラス:鋼 性格:陽気 特性:ヨガパワー

105-92(252)-76(4)-x-75-112(252) 

技:バレットパンチ 飛び膝蹴り 岩石封じ 自己暗示

 

 自称本環境のウーラオス。とりあえず強いので採用した。

 確かに強かったが、今回の技構成はあまり構築に噛み合わなかったように感じた。具体的に、積みに対する対策として採用した自己暗示が完全に必要なかった点が挙げられる。改善案として、先発適性をより高めるため、自己暗示→猫騙しへ変更する必要があると考える。また、信じた膝は外して割れたので、次回はインファにしようと固く誓った。

 

きついポケモン

シズクモ@拘りスカーフ

 今回の構築で一番きついポケモン。水の一貫が凄まじく、上から波乗りを打たれるだけで壊滅に追いやられる。対面からであればヤヤコマイシツブテで処理できないこともないが、ステロひとつでそれらも無に帰す。耐性的に有利なタマゲタケマリルなどや、ステロ展開に対して圧力をかけられるポケモンの採用を検討したい。

 
アサナン

自分で使ってて強いと感じるのだから当然使われたらめっちゃきつい。特に対鋼テラスへの打点が全然なかったため、テラスを使われる前に削りを入れて、ヤヤコマのブレバ圏内に無理やり押し込むなどで対策した。上述の通り、ブロロンに地均しを採用することで処理ルートをより広げることができる。

 

メグロコ

 ステロを撒けるポケモンの中で唯一の悪タイプであり、悪戯心挑発が無効のため、今回の構築では必ず仕事をされるポケモン。上記シズクモと合わされるとかなりきつめ。

 

ボチ

 今回の構築は物理偏重であるため、特に鬼火を採用した物理受けがきつい。今回は運よく鬼火が採用された型と当たらず、出された試合は全部勝った記憶。基本的にマーイーカの選出は確定とし、なるべくボチに削りを入れた状態で対面させることを意識する。今回はベロバーに悪波を覚えさせていたため、そちらでの対処も可能で、ついでにヤヤコマのフレドラも打点になり得る。

 

その他にもきついポケモンはいたが、飽くまで自身の選出に問題があり、正しい選出ができていれば対処はできたため、紹介は割愛する。

 

最後に

(以下、敬体)

 ここまでお読みいただきありがとうございました。ランクマッチへのモチベがかなり低下していた一方で、ポケモン対戦自体は続けたいと思った中で開催された大会で、普段使用しないポケモンについて考察する機会が得られ、非常に楽しく取り組めた大会でした。この場で恐縮ですが、改めて主催者のいろはさん、対戦相手の方々へお礼申し上げます。

 また、対戦に敗北した際は30秒待機する旨が記載されていたにも関わらず、負けた試合の後、すべて再戦を即選択してしまったことを謝罪します。(結果的に敗北した方との再戦はありませんでした。)

 今回目標としていた最終2桁は達成しませんでしたが、確かな収穫を得られ、対戦へのモチベも高められたため、今後も仲間大会へ積極的に参加していこうと考えております。

 

 

以上